アラジンストーブをガラス芯に交換して弱点を克服!

インテリアにキャンプに大人気のアラジンストーブ

レトロな見た目と空前のアウトドアブームで
人気が再沸騰しているアラジンストーブ。

使いやすさで言えば石油ファンヒーターが簡単ですし、
ガスファンヒーターなら給油の手間もかかりませんし、
なんならエアコンならボタン一つで温かい!

でもそんな現代だからこそ、
不便だけど温かみのあるアラジンストーブに注目が集まっているよう。

コロナが流行してからの空前のキャンプブームの中、
晩秋からの冬キャンプに持っていって、
幕内でアラジンストーブを使って楽しまれる方も増えているようです。

しかしそんなアラジンストーブにも私個人が思う弱点がありました、
それが気になって私は購入に踏み切れませんでしたが、
解決策を発見しましたので、今回ヤフオクで程よくヤレた個体を購入しました。

それは灯油切れを起こしたときの空焚きです。

アラジンストーブは空焚きするとススが大量発生する

通常アラジンストーブは綿芯を使用しますので、
灯油がなくなると芯が燃えて部屋中ススだらけになってしまうという、
考えただけで掃除が恐ろしいイベントが待っています。

しかしガラス芯に交換すると、
灯油がなくなっても火が消えるだけなのです。

日本の普通の石油ストーブはガラス芯を使っていますので、
空焚きはせずに灯油切れになるだけです。

今回ネットで情報を集めてガラス芯に交換できましたので、
其の手順を説明したいと思います。

アラジンストーブをガラス芯に交換する!

ココからの作業はいわゆる改造行為になります。
当方は一切の責任を負いませんので、
よく考えて自己責任でお願いいたします。

まず外炎板や 内炎板 を外し、
つまみとクラッチハンドルを手前に引っ張りながら、
右に回して芯を一番上まであげます。

一番上まで上がってギアが空回りし始めると、
金具ごと芯が外れます。

芯は金具に爪で引っかかっているだけですので、
爪のアタリの芯をへこませれば簡単に金具から芯が外れます。

そしてこれは商品写真ですが、
芯の真ん中あたりについている金具、
これが爪になっているのですが、これを新しいガラス芯に移植します。

この金具が固定されている方法ですが、
ホッチキスの針のように裏側に出た足を曲げているだけですので、
ペンチなどで曲げれば簡単に外せます。

使う芯は、コロナ部品:替え芯(しん)/KT-10型石油ストーブ用
で私は大丈夫でした。

外した金具を古い芯の先端からの距離を測っておき、
それよりも若干下に(5mm~10mm)取り付けます。

取り付け方は外したときとは逆に、
ホッチキスの針のようにブスッと足を刺して裏側で曲げてやって固定します。

そして芯をセットするときなのですが、
普通にやると微妙に芯の厚みが増えているようで、
スムーズにセットできませんでしたので、

このように薄いクリアファイルをガイド代わりにセットして
装着することをおすすめします、

しかしクリアファイルを奥までセットしすぎると
今度は装着後に抜けなくなりますので、
写真のように浅くセットしてください。

新しくセットした芯の内側にクリアファイルのガイドを際し込んでいきます。

そのまま少しづつ差し込んでいくと、
下でギアと芯の金具が噛み合うようになります。

このとき芯を巻き込まないように気をつけてセットしてください。
当たりそうな余分な箇所をカットしておいても良いでしょう。

ダイヤルが噛み合うとスルスルと芯が下がっていきます。

先端の形を整えてブルーフレームにする!

そしてココからの作業も重要です!

このガラス芯をそのまま使っても、
きれいなブルーフレームにはなりません!

重要なのは、芯の先端のこの形状です、
外側から内側に、先端に向かって細くなるようにカットすること、
先端の高さを揃えて
く事、
ほつれ等がないようにすること
、が重要です。

ただ、ガラス芯ですのでハサミでは切れません、
私はプラモデルを作るときなどに使う、ニッパーで切りそろえました。

ココからは切りそろえてみて実際に点火して火の高さが揃って、
綺麗にブルーフレームになるよう調整するしかありません。

面倒ですが、この調整が終わるとあとはほぼ芯に関してはメンテナンスフリーになります!

ガラス芯化その後、2年使用して

こちらはガラス芯に交換済みのアラジンストーブです。

きれいなブルーフレームになっています。

メーカーさんは綿芯でないときれいなブルーフレームにはならないとの事でしたが、
きちんと調整するとこのくらいきれいなブルーフレームにはなります。

2年以上ガラス芯で運用しましたが、
何の問題もなく快調に運用できています。

これでアラジンの暖かさでついうたた寝してしまい、
目が覚めたら灯油切れで部屋中ススまみれ・・・という恐怖から開放されました。

シンプルな構造のアラジンストーブ、
きちんとメンテナンスしてあげればきっと何年だって使えるでしょう!