簡単!スーパーカブのオイル交換の方法 やり方 注意点 廃油処分方法

メンテナンスの基本!オイル交換を自分でやる方法!

スーパーカブに限らずエンジンを使って走る乗り物のメンテナンスの基本、
オイル交換の方法を解説したいと思います。
慣れれば30分かからずに完了することができますので、
作業場所が確保できる方は自分で挑戦してみませんか?
スーパーカブは壊れないと言われているスーパーカブですが、メンテナンスを怠るとやっぱり調子をくずします!

アニメ、スーパーカブでもオイル交換の描写がありましたが、
自分で作業するとなんだか愛着が増しますよ!

エンジンオイルの交換頻度、距離は?

まずはスーパーカブのオイル交換の頻度や交換距離についてですが、
ホンダの公式の推奨で1年ごと、または3000キロごとのオイル交換を、
ということになっています、

自分はガンガンエンジンを回すな~と思う人は1000kmくらいで交換しても良いですし、
自分はのんびり走るだけだし、という人はメーカー推奨のタイミングで構いません。

ただ、意外なのが、ちょい乗りばかりの人(1回の距離が8km以下)だと劣化が早く、
1000~1500kmくらいで交換したほうが良いかもしれません。
俗にこれをシビアコンディションと呼びます。

私は今回距離は大丈夫ですが、
1年経過しましたのでオイル交換したいと思います。

リトルカブのオイル交換はこちらをご覧ください、
少し手順が違います。

古いオイルの抜き方。

それでは、オイル交換の方法を解説していきます、
まずは古いオイルを抜かなくてはいけません。

エンジンの下を覗き込んでみると、
それっぽいボルトが2個見えます。

手前にある真下向きについている、
17mmのボルトがエンジンオイルを抜くためのドレンボルトです。

奥についている斜めになっている14mmのボルトは、
エンジンのカムチェーンのテンションを調整するための、
カムチェーンテンショナーのボルトになります。

外すとバネと一緒にびよーんと飛び出ますので注意してください(笑)

さてボルトを緩める前にオイル受けを用意しなければいけません。

廃油トレイを用意する

廃油トレーを使っても良いのですが、
私の自治体では少量のオイルは布などに染み込ませれば、
一般ごみとして捨てられますので、
2重にしたビニール袋に米ぬかをたっぷりいれてその中に直接排出します。

こうするとそのまま捨てるだけですので手間がかかりません。
自宅にある家庭用精米機から糠が毎日生まれますので有効な手段です。

また米ぬかはコイン精米機でももらえるところがい多いです。

市販されている廃油パックでももちろん構いません。

カブならこの2リットル用で十分です。

あとはショップタオルの様な、手についたりしたオイルを拭き取る、
ペーパータオルやボロギレも用意してください。

ドレンボルトを緩める

17mmのドレンボルトにソケットレンチを差し込み、
反時計回りに回せばボルトが緩みます。

力いっぱい引っ張るのではなく、差し込んだあとコンコンと緩む方向に叩いたほうが良いと思います。
手で叩くと痛い人はゴムハンマーなどを使っても良いでしょう。

一度緩むとあとは手でスルスルと緩められると思います、
緩めていってもうすぐ外れる・・・というときに全集中して、
ネジ山が全部外れた瞬間にボルトをサッと横にずらすと、
ボルトも手もオイルで汚さずに抜き始めることができます。
ココまでできるとあなたも上級者!?

ボルトを緩めると廃油が出てきますので、
オイル受けから外れてこぼれないように注意して下さい。

オイル交換では正規量入っていれば、
約600cc出てくるはずです。

このときオイルゲージキャップを緩めておけば、
ココから空気が入ってオイルが抜けやすくなります。

しばらくすると、オイルがポタポタ、位の出てきかたになると思いますが、
ここでもうひと押し、

キックペダルを何度かゆっくり踏んでやると、
もう一絞り廃油が出てきます!

まあ少しの量なので気分の問題だと思いますが、
私はするようにしています。

パッキンもできれば毎回交換しよう

ドレンボルトには写真のようにドレンパッキンという、銅やアルミでできたワッシャーのようなものが使用されています。
これは柔らかい金属を使うことで、ボルトと車体の間で締め付けられた時に潰れて、
隙間を塞ぎオイル漏れを防ぐ効果があります、
実際は数回だと再利用しても大丈夫なんですが、
毎回交換するのが正しい方法として指導されています。

安いものですので常備しておきましょう。

ドレンボルトを締めてオイルを入れる

それではドレンボルトを締めてオイルを入れていきます。

ドレンボルトの締め加減ですが、
トルクレンチを使用するのが一番良いのですが、そんな物持っている人のほうが少ないと思います。
なので私は感覚でやっていますが、初めての人だと締めたらなかったり、締めすぎてネジ山を潰してしまわないか、などの心配もあると思います。
なので今回私が締める時にどのくらい締めているか気にしてやってみると、
手で締まらなくなるまでドレンボルトを締め、
ソケットレンチで締め始めて締まり始めた感覚があってから、約90度締めていました。

これはあくまで私の感覚であって、実際の作業において責任は持てませんのでご了承ください。

私はホンダのウルトラG2の10w-30を使っています。
買いだめしていたので旧パッケージです!
このように計量カップに入れてから投入すると使用量もわかりやすくておすすめです。

漏斗を差し込んで、そこにオイルを入れていきます。

全容量で600ccということになっていますが、
いきなり600cc入れずに、まずは500ccくらいにして様子を見たほうが良いです。

入れすぎてしまうと抜くのに大変苦労しますので、足りなければ足すほうが良いです。

今回は500ccでは少し足らず、50cc追加して写真の位置になりました、
レベルゲージの先の方の網掛け模様になっている範囲にオイルがついていれば規定量となります。

オイルレベルゲージの使い方

ここでオイルレベルゲージの使い方を説明します。

まずはセンタースタンドで車体をできるだけ水平な場所で立て、
オイルレベルゲージを一度抜いて、布などで汚れやオイルを拭き取ります。

そして写真の位置までレベルゲージを差し込みます。
ネジ山が当たるところまででいいので、締め込まないでください。

時々締め込んで測る人がいますが、
サービスマニュアルには締めずに、と記載されているので注意してください!

そしてゲージを抜き取り、規定範囲内に収まっていれば合格です。

スーパーカブやカブシリーズのエンジンは高回転を多用するほど、オイルが減りやすいですので、
規定量内で多めに入っている方が良いでしょう。

これでオイル交換はおしまいです、
お疲れさまでした。

どんなオイルを使えばいい?選定の注意点など

ここでそんなオイルを使えば良いのか説明させていただきます。

もちろんホンダ純正を使用するのが一番オススメできます。
私が今回使用したウルトラG2やG1、G4まであります。

G4もスーパーカブ110に一度使用したことがありますが、
確かに軽快に回って気持ち良いエンジンになります、

ですが私は値段との兼ね合いでG2が一番バランスが良いかな?
とG2を使用しています。
最近新商品に切り替わり、G2で10w-30というのはなくなったようですね。

あとはカストロールのPOWER1 4T 10W-40 4Lや

76 (ナナロク) エンジンオイル 10W-40 1L 二輪車専用 全合成油なんかでしょうか、

注意点としましては、
四輪車用のオイルには、添加剤が入っていることが多く、
その添加剤は湿式のクラッチ板を使用するスーパーカブやリトルではクラッチ滑りが発生すると言われています。
なのでバイク用だと明記されているオイルの中から選びましょう。

オイル選びもオイル交換の楽しみの一つです。
色々見て悩んでみましょう(笑)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。