リトルカブ、ボアアップ(75cc)のススメ!

妻も無事に小型自動二輪AT限定を習得出来ましたので、
本日リトルカブのボアアップ作業を行いました。

ボアアップすると30km制限にビクビクせず、
普通に制限速度で走行できるのは大きなメリットですよね!

季節は変わってきているのですね~
真夏は日陰だった私の作業スペース、
というか普段VTR250を止めている場所からVTRをどかして、
そこで作業したのですが、
今日は直射日光が・・・・ジリジリ・・・

あつすぎて頭が痛くなる気配もするし、休み休みやっていたので、
半日もかかってしまいました^^;
一度固着している場所をこじろうと、
大きいマイナスドライバーで力をかけると、
ドライバーの透明な樹脂の柄の部分が熱くなりすぎていてグニャリと曲がりかけました^^;
水で冷やすとまた硬くなりました・・・太陽光恐るべし・・・

まずはエンジンにアクセスするためにレッグシールドを外しました、
汚い!(笑)最後に掃除しました^^

まずはクランクセンターキャップを外して、
Tレンチかソケットレンチでクランクシャフトを回す。
フライホイールの位置を合わせて、カムスプロケットを外します。

エンジン左側の丸いクランクセンターキャップを外すとナットが見えるので、
T型レンチやラチェットで回し、
その上にあるのぞき窓から見て切り欠きと「T」マークを合わせておきます。

カムスプロケットを止めているボルトの位置が横並びに一直線になっているはずです。

そしてヘッドを外します。

カムチェーンが外れないように紐などでくくっておくのがおすすめです。
ずれちゃうと後が大変です(汗)
たまに熱やサビなどで固着していることもある箇所です・・・

そ~っとシリンダーを抜いて、ピストンも外します!
ピストンピンをふっとばさないように注意!

布をかぶせ気味に作業すれば吹っ飛ぶ確率を下げられます

あと、残った古いガスケットを丁寧にキレイに除去してください、
これの作業で手を抜くとオイル漏れます・・・

今回使用したボアアップキットはこちら、
キタコ(KITACO) LIGHT ボアアップキット 75cc ブラックシリンダー
になります、
以前違うカブにも組み込んだことがあって、
個人的には何も問題なく快調に走ってくれていたので、
今回もこれを選定いたしました。

これも忘れてはいけません
ハイカムです。
ボアアップすると回転の上昇が鈍くなるのでハイカムは入れたほうが良いです!
気持ちいいエンジンに仕上がります!

50ccと75ccピストン比較!

大きさも違うけど古い方汚い!

ここから手が油まみれだったので、
いきなり組み上がった写真!

あとピストンが重くなった分回転が上がりにくくなるので、
ハイカム組んで、
排気量が上がった分、多くのガソリンを必要としますので、
キャブのメインジェットを75→80に変更してガソリン量を増やします。

シリンダーを組み終わったら、
ゆっくりフライホイル側から手で回して、
引っかかりなどの違和感がなければキックしてエンジンを始動してください!
最初はすぐ止まったので、キャブを少し調整して一発始動になって
アイドリングも安定!

ナンバーがまだ変更できていないので、
10分ほどアイドリングして全体にオイルを行き渡らせて、
慣らし運転の前の慣らしのような気持ちで見守りました。

あと、フロントスプロケットを交換しないとエンジンのパワーと回転のバランスが取れていません。
今回私は16Tに2コマ上げしましたが、
1T上げの15Tくらいがちょうど良いかな、
と後日15Tに変更しています。

今回も無事トラブル無く終わってよかった!
後は自賠責の保険会社に連絡して変更の届けと自賠責のステッカーもらって
ナンバー変更して・・・
あ、あとフロントフェンダーとリアフェンダーの原付2種マーク作らないと^^;

私の住んでいる自治体は排気量の変更は簡単ですが、
自治体によっては必要な書類が多かったり厳しいところもあるようです。

今回のデータ
キタコ ライトボアアップキット75cc
キタコ ノーマルヘッド用ハイカム
メインジェット80番
プラグ変更ナシ
フロントスプロケ16T・・・

これで妻も白バイを気にせず妻も普通に走れます!
パワーも劇的ではないですが実用的にはなります^^

もうすぐ公道デビュー!