この投稿は
ノーメンテのスーパーカブ90を手に入れたので基本メンテフルコース!
の投稿の続きとなります。前回をまだご覧になっていない方は、
合わせてお読みいただくとより一層わかりやすいと思います。
さて、前回の投稿でスーパーカブの不調だった箇所、
交換が必要な箇所の純正部品が手に入りましたので、
今回はドンドン交換していきたいと思います。
届いた純正部品たち、
ゴム、パッキン類がメインですが、これらを交換すればとりあえず普通に乗れるようになりそうです。
それにしてもスーパーカブシリーズは純正部品が安くて助かります^^
目次
カムチェーンテンショナー先端ゴムの交換
まずはカムチェーンテンショナー先端のゴム、
右側が交換前の部品で左が新品。
一目瞭然ですね、アームを押し続けたので型がくっきり付いて凹んでいます。
触った感じもカチカチでもうゴムの感じではなかったですね。
コレを交換して、ついでにバネの方を手で引っ張ってテンションがよく掛かるようにしておきます。
オイル漏れの修理
次はスプロケット奥のドライブシャフトのパッキンから漏れているオイル漏れの修理です。
ここから漏れたオイルがサイドスタンドを伝って地面にシミを作るのです。
コレもスーパーカブの結構メジャーなトラブル。
カバー外してみると漏れたオイルとチェーンルブでギットギト!
チェーン的には常に注油されて理想の環境なんですけどね(笑)
スプロケットを外して、パッキンを確認してみました。
目視では問題ないように見えますが・・・
キリで突き刺して外してみると、もうカッチカチに硬化していました。
10年以上経過するとゴム関係はだめですね・・・。
これじゃあオイルも漏れるはずです。
裏側を見るとなにかバネでリングのようなものがありました。
コレが締め付け側にテンションを掛けてオイル漏れを防いでいたのかな?
オイルパッキンを外したドライブシャフトがこちら。
このまま適当に叩き込むと、もしかしたらシャフトに傷が入ってしまうかもしれないですので、
そうするとパッキン交換してもオイルが漏れてきてしまいますので・・・・
簡易的ですが、こういうふうにガムテープを巻いて養生しておきます。
その上で新しいパッキンを挿入するのですが、結構硬いので、
サイズの合うソケットレンチをあてがって、そーっとコンコン叩き込んで入れました。
こちらが新品のパッキン、
入れてしまった後では違いがほとんどわからないですね。
フロントスプロケットの交換
ついでにフロントスプロケットを1丁上げておきます。
コレは以前リトルカブに付けていたものなんですが、
75ccのリトルカブに純正比2丁上げは荷が重く外したものです。
スーパーカブとリトルカブは共通部品が多いのです。
共通部品が多いとこういう時に活きてきます。
加速は多少鈍りますが、1速と2速の使い勝手が良くなって私は好きです。
この辺りは個人の感性もあるので、実際に試して体験してもらうしか無いです。
ベトベトだったカバーもキレイにしてから取り付けます。
オイルキャップの交換
オイルレベルゲージを兼ねたオイルキャップも交換します。
新品と比べると色の違いがすごいですね。
別に不具合はありませんでしたが、安いものですのでついでに取り寄せました。
気分が良くなります(笑)
その他、清掃箇所
少し始動性が悪いので、キャブレターの清掃もしておきます。
各種ジェット類を外して、
キャブクリーナーに1時間ほどつけ置きました。
初めて使いましたが変な匂いですね・・・^^;
その後よく乾燥させてから組み込みました。
キック一発始動安定アイドリングになりました^^
シートも汚いです・・・
破れてはいないので掃除でキレイにしてみます。
張り替えるとホンダの文字もなくなってしまいますし。
スーパーカブ110の時にもやりましたが、メラミンスポンジが使えます!
少し濡らしたメラミンスポンジで優しくこすっていくと、
ご覧の通りきれいになりました!
必ず目立たないところで試してから使ってくださいね!
ここまできれいになればもう良いでしょう。
レッグシールドも目立つ汚れだけメラミンスポンジかけておきました。
今回のメンテナンスは以上です!
オイル漏れも止まりエンジンも一発始動するようになりましたが、
このカブ、少し白煙吹いてますね・・・ピストンリングも交換でしょうか。
異音で気になる箇所も一箇所出てきましたし、クラッチも少し変。
普通に走れることは走れるのですが、完調までには結構手間がかかるなぁこのカブちゃん^^;
こちらも併せてご覧ください。
ノーメンテのスーパーカブ90を手に入れたので基本メンテフルコース!
スーパーカブの異音と白煙対策、オイル上がり。ピストン、ピストンリング交換。
スーパーカブ90のフロントスプロケットを16Tへ(エンジン音比較動画あります)