こんにちは。
ヤフオク!での購入ではないですが、以前我が家にやってきた、
スーパーカブ90最終型ビッグドラムのメンテナンスのことを書きたいと思います。
バイクショップなどから購入した場合には、
まともなお店なら一通りチェックして整備のあと納車されるとは思いますが、
今回の私のように個人売買なら自分でメンテナンスする必要があります。
時々ショップなのにひどい有様の店もありますが・・・。
なので私の場合のメンテナンスした箇所、不具合の有った場所を記録しておこうと思います。
まずはこのスーパーカブ、
知人の家のおじいさんが乗っていて、もう乗らないということで超格安で譲ってもらいました。
が、結構過酷な状況で使用されていたようで色々問題ありでした・・・
まずは基本メンテナンスフルコースといってみましょう。
目次
メンテナンスの基本 空気圧チェック
まずメンテナンスの基本である空気圧をチェック。
違和感を感じていましたが高すぎです。
3キロ以上入っていました^^;
適正値まで下げておきます。
バイクのタイヤの空気圧は高すぎるとグリップが弱くなり危険です。
スーパーカブ90の場合
前輪:175kPa
後輪:200kPa(一人乗車時)
が、適正値となります。
オイル交換について
お次にオイル交換をしました。
古いオイルを抜いてみると、かなり真っ黒で粘度も少し低くなっていました。
そしてなんだか量も少なかったような・・・
この当時の我が家の基本オイル、
ホンダウルトラG2 10W-30 を入れておきました。
オイル交換についてはこちらで詳しく解説しています。
プラグ交換について
お次にプラグ交換。
意外にもプラグは綺麗でした。
交換して間もない感じ?
交換用プラグも準備してありましたが、必要なかったですね。
そのまま戻しておきました。
外装類のチェック ヘッドライト
次に外装類、見た目のチェックをしていきます。
ヘッドライトがおかしいですね。
この年式は結構新しいのに、スモールライトが確認できます。
配線はつながっていなかったのでスモールは点灯はしませんでしたが、どうやら社外品に交換されています。
「XANADU」と刻印されていました、ザナドゥと読むようです。
きちんと点灯するので問題ないでしょう。
外装類のチェック ハンドル周り
ハンドル周りはきれいですね、合格です。
運転中常に視界に入りますから、ここはきれいな方が嬉しいですよね。
外装類のチェック ボディ
ボディの方も目立った不具合はなくきれいですね。
ヤフオク!なんかだと写真で見ているときれいなんですが、
実際に車両が届いてみると写真には映らないサビやキズまみれ!ってこともあるので注意です!
外装類のチェック レッグシールド
レッグシールドは結構傷んでいますね・・・
大きな欠損こそ無いですが、写真のように何かが擦れてできたような黒いシミのようなものや、
経年劣化からくる細かいひび割れが全体に出ています。
拡大してみるとこんな状態です。
紫外線によるダメージで表面が・・・。
まぁいざとなれば純正部品で確か1万円ちょっとだったかと、
激安社外品なら純正より薄いそうですが、2000円位で送ってくるものもあるとか。
そういうものに交換してみるのも良いかもしれません。
よく割れてしまうここはまだ割れていませんね。
でもコレだけ経年劣化が進んでいると時間の問題でしょう。
外装類のチェック フロントフェンダー
フロントフェンダーはなにか傷が入っています。
転倒跡かな・・・・?しかもマジックのようなもので塗って補修しています(笑)
まぁスーパーカブは多少の傷は勲章のようなものですから、味になりますが^^
外装類のチェック マフラー
マフラーはちょっとピカールで磨くとこんなにきれいになりました。
へこみもないし合格ですね!
ただし裏側は例外なくサビています^^;
外装類のチェック ステップ
またがってステップに足をおいた瞬間気づいたのですが、
転倒のせいでしょう、左側が上向きに曲がっています。
手元にあった鉄パイプで曲げてみようと試みましたが、鉄パイプのほうが曲がってしまいました・・・。
ハンマーで叩くっていうのもよく聞きますが、
エンジンへの衝撃が心配なので、
ステップ外して家の前のマンホールの穴に突っ込んでひん曲げました。
コレは結構有効な手かもしれません。
乗った時に違和感ない程度までは修正できました。
エンジンのチェック
お次はエンジンのチェック。
エンジンが温まるといいのですが、冷間時になんだか嫌な金属音がするんですよ。
ガチャガチャ、チャリチャリ、
最初なんだか分からなかったのですが、クランクベアリングだと面倒だな・・・とか考えたり、
でも冷間時のみというので、もしやと思って・・・
カムチェーンテンショナーのチェック、
たまにオイル交換の時にドレンボルトと間違って緩めてバネがビヨーンとよく聞くあれです。
予想通り異常ありで、
なんだか先端のゴムがボロボロ。
この部品も取り寄せないと・・・
オイル量も少なかったですし、油圧がキープできなくて役割を果たしていなかったのかもしれません。
十分な油圧がかからないとカムチェーンがたるんで異音が発生します。
カムチェーンテンショナーのチェックバルブのボールが固着していました。
オイルが汚れすぎてゴミでも詰まっていたのでしょうか。
なのでエンジンを切るたびにオイルが抜け、テンションがかからない状態に、
エンジンかけて温まるとオイルが充填されてテンションが掛かり正常に、
なので冷間時のみ異音が出ていたようですね。
パーツクリーナーで清掃してボールが動き出したので復活です。
タペットクリアランスの調整
勢いでもう一つ、
タペットクリアランスも調整しておきます。
タペット音はあまり出ていなかったので・・・
規定値に調整してみましたがあまり変化ありませんでした、
まぁ異音も出ていないので調整の必要はなかったのですが・・・
ちなみにスーパーカブ90のタペットクリアランス既定値は、
指定値0.05±0.02mmです。
オイル漏れについて
あとはオイル漏れ、
このカブ、実はオイルが漏れているんです。
センタースタンドの辺りに少したれてくるんです。
原因箇所を探ってみると割と簡単に見つかりました。
スプロケカバーがチェーンルブ以外の油でギトギトです。
ここかなーと思っていたのですが、
スプロケットの奥のドライブシャフトのオイルシールが劣化しているようです。
これも交換ですね、
ついでにシフトペダルとキックペダルのシールも取り寄せましょう。
スプロケットの奥のドライブシャフト
シフトベダル
キックペダルのオイルシールが結構定番のオイル漏れ箇所なので、
純正部品を注文するついでに取り寄せて交換してしまうのが良いと思います。
ゴムって年数で劣化するので・・・
一通り終わったのでエンジンを掛けてみると、
カムチェーンテンショナーを一度外したので、すごく神経をすり減らしそうないやな打音がします^^;
カチャカチャとガチガチが混ざったような、エンジンが終わってるような・・・
でも1分ほど待ってオイルが入ってくると、異音は全くなくなり静かなエンジンになりました。
その後エンジンを冷やしてからの再始動でもすごく静か!
いやーよかったよかった!
でもその後またいろんな不具合が出てくるエンジンなのですが、
それはまた今度書きます・・・^^;
この辺で暗くなってきたのと疲れちゃったので、
洗車までは手が回らなかったです(汗)
いやー、なんだかこういう整備、
やっぱり楽しいです^^
とりあえずパーツリストが届いたら、
何点か取り寄せないと・・・
いやー扱いが雑だった中古は手がかかりますね^^;
この投稿は
純正部品が手届いた!スーパーカブ90ガンガンメンテナンスしていきます!
へ続きます。